ライナーノーツ【NEVERLAND編①】
(超偏見)ライナーノーツ【NEVERLAND編①】
さてさて。
私がこのブログを始めた1番の理由と言っても過言ではないこれ。
「ライナーノーツ」とやらをずっとやってみたかった!!
もともと何事においても深読みする芸人な私。
とんでもないベクトルに妄想爆発の推理をした結果、なんとあながち間違っていなかった、みたいな経験もあったりなかったり(どっちだよ)
NEWSの楽曲でライナーノーツといえばやっぱりJohnny's webの加藤先生。
「シゲアキのクラウド」で展開されるライナーノーツを毎度楽しみにしているんだけれど、なにせ私自身が加藤シゲアキに負けず劣らず面倒くさい性格なんじゃないか疑惑がある。
せっかく長い時間をかけてファンのために書いてくれたであろうライナーノーツに対して「は!?絶対違うわ!分かってないな!」みたいな要らない対抗心を燃やしてしまうこともあるなんて、Twitterでは絶対に呟けない(遠い目)
だがそんなとき!
「だったらやってみろよ」という加藤さんの声が聞こえた。
絶対聞こえた。あれはテレパシーだった。異論は認めん。
ということでやりましょうか。
間もなくNEWSの頭文字を冠した4部作ラストアルバム「STORY」も発売されますし。
NEVERLANDからまるっと振り返ってやろうじゃないかと。
目次
■ “The Entrance” ■
すべてはここから始まった。
当時は「アルバムの入口」「NEWSが統べる世界への入口」だと解釈していたんだけれど、まさか令和になっても出口を抜けないとは思わなかったよ(笑)
ここまで来たらいっそ出口なんて要らないし、実際シゲは「NEVERLAND、入口はあっても出口はないから」って言ってくれていたっけ。そういうところがたまらなく好きだなぁ。
NEWSとミスターインポッシブルが誘うNEVERLAND。
個人的には「これはあなたの旅のゴールでもあり、旅の始まりでもあります」の文言が好き。
普通だったら最初の「ようこそ」に結びつくのは「始まり」だけだと思うんですよ。そこに敢えて「ゴールでもある」なんて付け加えるのがNEWSらしいなというか。節目節目をゴールだと考えるなら、NEWSはどのグループよりもゴールを迎えてしまった人たちだと思っていて。それでもいつだってその地点から再スタートしてきた彼らだからこそ「ようこそ」と「ゴール」と「始まり」が同時に結びつく。
「何度終着点にたどり着こうが、そこからまた新たな道を開いていってやるぜ」というNEWSの気概を感じられる曲。
■ NEVERLAND ■
イントロから「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ってなる(笑)
NEWSは本当にこういうファンタジー色が似合うというか、どこか浮世離れした雰囲気の楽曲に声がマッチする。
さらに、今でこそ伏線だと思える「7」から印象的に繰り出される喝采と脅威。
SOUND with the LOVE, MAGIC, RAY, FIRE, WATER, DANCE
これってまさにNEWSのステージ全てじゃないのだろうか。音はもちろんだけど、そこに付随する愛と魔法と。演出的な面では光線と火と水と。そして全身の表現となる踊り。
NEWSのライヴでこれらを感じられなかったことはなくて、特に「愛」。
ここまでステージを象徴するような単語を並べたのなら、そこにLOVEを選ぶ必要もなかったはずなんですよ。他にステージを構成する要素なんていくらでもあるはずなのに、わざわざLOVEを持ってきた。しかもSOUND with LOVEって最初に持ってきているこの重めの愛情表現。
はい好きです。
だって「NEWSのライヴには音楽とまず愛がなきゃ!」ってことでしょ?控えめに言っても天才じゃないですか?作詞はヒロイズムさんなんだけど、つまりNEWSを客観的に見ている人がこれを実感して作詞している疑惑……しんどい……。
単純にこれらを「現実世界を構成する7つ」と言ってしまえばそれまでなんですが、アルバム「NEVERLAND」のタイトル曲でそんな現実を突きつけてくることってある??
だったら「NEWSが作り出す世界」の構成要素がこの7つなんだよ、という意味に捉えた方が近いのかもしれない。
まぁこの理論だと「現実世界を構成する7つ」=「NEWSが作り出す世界」にもなり得てしまうんだけど……。現実世界とあのライヴ空間の構成要素が同じとは……??(錯乱)
構成要素は同じでも、NEWSの愛と魔法が強すぎるってのがあるのか……??
現実世界の構成要素→SOUND with the LOVE, MAGIC, RAY, FIRE, WATER, DANCE
NEWSのライヴ空間→SOUND(美しすぎる) with the LOVE(重すぎる), MAGIC(魔力強め), RAY(激しめ), FIRE(激熱), WATER(清すぎる), DANCE(エロい)
みたいな。
■ アン・ドゥ・トロワ ■
ちょっと審議!!
歌詞カードを開いてからそっと閉じたよね。
幻想的なイントロから「24時のベル」なんてシンデレラを彷彿とさせる健全ロマンティックな香りを漂わせておいて???
「一夜の夢を見る」だって??なんだお前ら……ワンナイトする気しかないですやん……。
そのくせ「夢なら覚めないで」なんて言っちゃうんだから悪い男たちだよ……。
これってNEWSの楽曲あるあるだと思うんですが、【自信満々にオトすつもりで近付いた女が凄く良い女で、気付いたら自分の方が夢中】ってやつ。
まさしくこのアン・ドゥ・トロワも1番序盤では「視線あわせる僕に気づいてる?」なんて、どちらかというと落としにいっている印象があるんですよね。
それなのに直後「君という魔法にかけられ」ちゃうんだからチョロいです(言い方)
そのチョロさが可愛げあるなぁなんて思っていたのも束の間、「君とイきたいsplashなshow time」????女性から仕掛ける焦らしプレイをサビにするとか斬新。
急に素直になる方向性間違ってるよ???絶対間違ってるよ?????
さらにここから「君といる未来を信じて」「今夜は夢を見る」と来た。
ついに未来まで欲しがっちゃってる……。完全に立場が逆転してますが、これぞNEWSのエロティックソングなので許す。
で、ラスサビ前の「すべて脱ぎ去って踊ろう」を増田さんに割り振ったの誰ですか!!!ありがとう!!!!!
多分だけどこの歌詞は額面通り受け取るべきで、「一糸纏わぬ姿で乱れようぜ」的なアレなんですが、そこは歌割が増田さんってことが効いてきます。序盤に「24時のベル」と歌っていたのも増田さんなので、もしや増田パートだけはシンデレライメージの健全ロマンティックなのでは?という考察ができる訳です。
シンデレラは身分違いの恋が描かれているということを踏まえて、増田パートのみでストーリーを組んでみると「24時のベルが鳴ってしまったけれど、それでも運命を感じずにはいられない。君との未来を信じずにはいられない。すべて脱ぎ去ってでも君と踊ろう。月の夜を渡るように君と駆けて行こう。」という高貴な身分を捨てた増田さんが女性と駆け落ちするロマンティックが見えてくるんですよ。
これ女性目線で考えたらとんでもない破壊力じゃないですか??
手の届かないと思っていた高貴なお方が自分に運命を感じてくれて、24時のベルで終わるはずだった時間には続きがあって。自分との未来のためにすべて捨てて、月の夜に手を取ってくれた、っていう。
え?しんどくない????これしんどさ以外に何があるの?????
なんて、NEWSに恋して増田ルート~アン・ドゥ・トロワ編~(捏造)に悶絶していられるのも一瞬だけなんですけどね。
全体像を見たら途端にワンナイトカーニバルソングになる不思議(気志團さんに謝れ)
■ EMMA ■
さあこれはもう説明など要らないでしょう!
毛並みフワッフワの箱入り娘ちゃんでございます(違う)
だってもうさぁ……楽曲よりもエマちゃん浮かんでしまうのは仕方ないよね。親バカしている自担と、慣れたものとばかりにそれを見つめる3名様の構図が想像に難くないよね。
ところで慣れって本当に怖いなと思うのですが、改めて。
手越祐也、ネーミングセンスどしたん。
スカルくんとエマちゃんって……。
骸骨と悪い女(EMMAの歌詞より)を飼っているとんでもないアイドルが爆誕してますよ。
と、まあ話を戻してEMMAについてなんですが、これは2017年1月1日のCDTVにて初披露されたときにTwitterにて考察していたのでそちらを引用。
1枚目:『EMMA』の意味
— □♡美流空▽○ (@10veWord915NEWS) 2016年12月31日
2枚目:『EMMA』の歌詞と照らし合わせて読み取る仮説
3枚目:豆知識(?)
あくまで全て想像ですよ‼(笑)#NEWS#EMMA pic.twitter.com/GD5W7FwWWg
我ながら深読みしすぎなのでは(真顔)
衣装もあのはだけた感じが特徴的だし、とにかく「色っぽく仕上がるように」と考えられた楽曲なんだろうけど、そこはNEWSだからね……。
NEWSって人たちは……すーぐ意味深な表情とか歌い方とかするんだから……。
深読みもしたくなるってもんじゃん??(正当化)
そしてこれも安定の【自信満々にオトすつもりで近付いた女が凄く良い女で、気付いたら自分の方が夢中】ソングなんだと思う。
「こっちは引き下がり方知らない男」とか言ってるけど結局ラスサビで「最後に唄ってくれよ」(唄っての読み仮名が分からない人は自己責任でググってください)とか言い出してしまっているので手遅れです。
前曲のアン・ドゥ・トロワは、運命を感じた女性に翻弄されながらも彼女に溺れそうな自分にブレーキをかける、といった情景が爽やかな曲調にマッチ。
ところがEMMAはその真逆で、最初から女性に溺れてしまっていながらその自分を正す気もなければ引き下がる気もない。「共に終わろう」という決意をジャズともロックともつかないある意味で滑稽な曲調に乗せているんですよね。
「赤い夜明け」が銃口を向け合う男女をイメージさせたかと思えば「夜よ酔わせてくれ」で締まる。
ここも歌詞の本当の意味が分からなくなるポイントで「赤い夜明け」だけなら2人の世界で終わりを迎えたメリーバッドエンドってやつが浮かびますが、直後に「夜よ酔わせてくれ」と刺激を欲しているような歌詞。
これから2人で終止符を、なんて最上級に刺激的な状況にいるような人が?
そこで思ったのが、なぜこのタイミングでNEVERLANDがアルバム名なのか。
ここで勝手に納得しました。
アン・ドゥ・トロワもEMMAもやはり一貫して「NEVERLAND」なんですよね。ベクトルや結果は違えど、醒めてほしくない夢だというのは同じ。
EMMAはメリバ的な終わりまでを歌っているのではなく、お遊びで銃口を向け合っているような男女の酔狂な夜を歌った曲なんだなぁ、と。「ジャズともロックともつかない滑稽な曲調」が引き立つ訳ですよ、だって登場人物たちが滑稽な夜を過ごしているんだから。
【自信満々にオトすつもりで近付いた女が凄く良い女で、気付いたら自分の方が夢中】ソングの1つなのではないかと書きましたが、EMMAには前日譚があるのではないかと思うのです。個人的にはチャンカパーナの続編がEMMAなんじゃないかと思っているのですが、そのあたりのお話は長くなるのでまたいつか(笑)
(余談ですがEMMAのMVの女性はNEWSの4人の女装説がありますよね(未解決)個人的には「WORLDISTA内のNEWSの女性版アバター」説を推していますがSTORYで解決してくれることを願う……)
■ “7 Elements” ■
はい出ました、今となっては超重要な伏線だと思われる「7」です。
ここで改めて歌詞を見てみましょう。
ネバーランドは7つのエレメントで作られています。
心を熱くさせる「炎」。
安らぎを与える「水」。
希望を持たせてくれる「光」。
気分を高揚させる「踊」。
自分の存在を思い出させてくれる「音」。
世の中に不可能が無いということを教えてくれる「魔」。
そして我々が生きていくために絶対必要なエレメント「愛」。
これらの要素が全てそろった場所はここ以外にはないでしょう。
そんなネバーランドの全てをぜひ堪能してください!
1曲目のNEVERLANDの考察で、私は「現実世界を構成する7つ」=「NEWSが作り出す世界」にもなり得ると書きましたが。
こんな細かい解説調の楽曲まで入れられてしまったら、やっぱりそうだよねと思う。
こうしてそれぞれエレメントを分解してまで分かりやすく「7」を強調してくるあたりも、今となっては怖いというか。
Twitterでもかなりの深読み考察が飛び交っているので本当に楽しいです(笑)
個人的に「あっ!?」という発見があったものは都度Twitterにあげているけれど、それでもやっぱり全貌がまだまだ見えないなぁというのが正直なところ。
数日前、仕事中にも関わらず思いついてしまったこれとか(仕事しろ)
#想像することがみちしるべ#あなたとつくる物語
NEVERLAND、EPCOTIA、WORLDISTAと散々「7」で匂わせてきたワケですが、NEWSが4人になってから出したアルバムは
・NEWS
・White
・QUARTETTO
・NEVERLAND
・EPCOTIA
・WORLDISTA
・STORY
これで「7」枚目なんだよねぇ...🤔— □♡美流空▽○ (@10veWord915NEWS) February 7, 2020
どこまでが意図的でどこまでが偶然なのか。
STORYに向けて振り返りライナーノーツを始めてみたけれど、まさか初回でここまでの分量になるとは思わなかった(笑)
次回までまた温め期間が長くなるかもしれないけど、とりあえず初回はこの辺で……。